OP曲で老婆に髪をむしられるアニメ【新人日記リレー】

こんにちは。プログラマーの寺沼です。
毎日暑いですね。ウニコのオフィスにはウォーターサーバーが設置されているので、冷たい水を気軽に飲むことができてありがたいです。

さて、今回から新人日記リレーは3巡目に突入です。早いものですね。
今回のテーマは、「人にすすめたい本・映画・アニメ」です。
好きな作品は色々とありますが、今回はちょっと変わったアニメについて紹介してみようと思います。

今回紹介する作品は、『みならいディーバ(※生アニメ)』というアニメです。
2014年に放送されたアニメで、最大の特徴は、声優さんがモーションキャプチャーを利用し、演技を3DCGのキャラクターに反映させることで、生放送のアニメを実現しているという点です。
今で言うバーチャルYouTuberですね。

「デビューしたての2人の合成音声ソフトが売れっ子を目指す」というストーリーなのですが、まず最初にお題となる曲の伴奏が与えられ、前半パートでその曲の歌詞を二人で話し合ったりTwitterで視聴者から募集したりして決めていき、後半パートで別の企画をやっている間に作曲スタッフが歌詞をまとめ上げ、番組の最後に披露するという、生放送であることを生かした構成になっています。

作中のBGMは生演奏なので、番組の進行にあったBGMをアドリブで演奏していたり、後半パートでネット掲示板にスレッドを立ててみたり、最終回でライブをやってみたりと、普通のアニメでは真似できない挑戦を色々やっているのが面白いです。
このアニメの溢れる独創性は、ものを作る立場として見習っていきたいものです。

ニコニコ動画で第1話が無料公開されているので、興味のある方はぜひ見てみてください。

次回のブログ更新は企画の山口くんが担当します。
お楽しみに!

語らずに示される物語【新人日記リレー】

こんにちは。 今年の夏は変だなぁと言いつつ、毎年言っている気もする、デザイナーの清水です。

私からも「好きなゲーム、思い出に残っているゲーム」についてお話しします。

私がこういうことを聞かれたときにいつも答えているのが、『洞窟物語』というフリーゲームです。
洞窟物語はStudio Pixelさんが制作したPCゲームで、公式Webサイトからダウンロード出来るほか、追加コンテンツ付きのものがSteamで販売されています。
ジャンルはメトロイドヴァニアが最も近いと思います。手にした銃で敵を倒しながらストーリーを進めていき、マップのそこかしこで手に入る新たな武器やライフ増加アイテムで自キャラの性能を上げていく、といったゲームシステムです。

書こうと思うと無尽蔵に書いてしまいそうなので、「ストーリー激エモポイント3選」に絞ってお話しさせていただきます。

洞窟物語ストーリー激エモポイント3選

その一 「序盤武器が終盤で最強武器になる」
激エモですね。
主人公が見知らぬ洞窟で目を覚ますところから物語は始まります。ここがどこなのか、自分が何者なのかも分からない。身を守る術も持っていない。
敵を避けながらうす暗い洞窟を進んでいった先で主人公が初めて手に入れる武器、ポーラスター。敵が落とす経験値でレベルを上げればそれなりに使い物になる程度の、シンプルな武器です。
このポーラスターを誰とも交換せずに最後まで持っておき、最初の洞窟にもどって持ち主に返そうとすると、ポーラスターの完成形、「シュプール」にアップグレードして返してくれます。これが裏ボスにも使えるくらいに強いんですよね。

その二 「人間の執念と精神力」
物語の中で主人公はある博士と出会うんですが、ある場面で瀕死になった博士を見つけることになります。博士は自分の命が尽きる前に主人公に「ブースター」というアイテムを手渡し、主人公に未来を託して死んでいきます。
このブースター、装備すると一定時間空中を飛べるようになるんですが、実はまだ不完全なアイテムなのです。
瀕死になった博士に遭遇せずに先に進むと、博士はその先の展開でしれっと出てきて「ブースター2.0」を渡してくれます。アップグレードされたブースターは圧倒的に性能がよく、上下左右に自由に飛び回れるようになっています。
物語の中で明確に語られるわけではありませんが、これは「果たさなければならない使命のため、執念によって復活し、ブースターを完全なものに仕上げた」んだと思うんですよね。
人はやるべきことをやり終えると安心してしまうものです。一周目の博士はきっと不完全と知りつつも、ひとまず手渡せたことに満足して死んでしまったのでしょう。しかし二周目では主人公に手渡す機会がありませんでした。まだ果たせていない使命が自分にあるのだという強い気持ちが博士を生かしたのです。きっと。

その三 「救えなかった少女を救いに二周目のプレイへ」
主人公は物語中盤で「カーリー」という名のロボットの少女と出会います。はじめは主人公を殺戮ロボットだと思って襲ってくるのですが、和解したあとは主人公を助けてくれるようになり、共闘する場面もあります。
しかし「コア」と呼ばれるボスを倒した後、主人公に水中ボンベを渡したことでカーリーは意識を失い、水没していくステージの中に取り残されてしまいます。
知らないとなかなか気づかないのですが、実はここでステージ右下あたりにロープが沈んでいて、カーリーを体にくくりつけて先に進むことが出来るんですよね。
コア戦のあとは水路へと進むのですが、ここのBGMが、カーリーを置き去りにしてしまう一周目と、意識のないカーリーと共に進む二周目では全く違って聞こえます。落ち着いた音楽が、絶望にも希望にも聞こえるんですよね。
ただ連れていけば助けられるのではなく、ちゃんと救うためには「聖域」と呼ばれる裏ステージの先で裏ボスを倒す必要があるんですが、これがまたしんどい。でもそれを乗り越えれば納得のエンディングが待っています。

以上、洞窟物語ストーリー激エモポイント3選でした。
それなりに骨太な難易度でありつつ、プレイしていると自然と踏破できる絶妙なバランスなので、ゲーム自体もとても面白いです。フリー版は今でもダウンロード出来るので、気になったらぜひプレイしてみてください。

P.S:
最近お昼休みに『プチカラット』という対戦ブロック崩しで遊んでいるんですが、これも面白いです。マイブームが過ぎる前にご紹介しておきます。
ブロック崩しで対戦できるというのがそもそも発想としてなかったんですが、かなり対戦ゲームとして面白いです。大きな塊を他のブロックから切り離すと落下して相手にお邪魔ブロックとして送られるんですが、塊の消し合いになったときが激アツです。送られたブロックも攻撃に利用できるので、結構派手な展開にもなるんですよね。
キャラ差みたいなものもあって、速攻で勝負を決める攻撃特化なキャラ、崩しにくい壁を作って逆転しにくい攻撃でじわじわと攻めるキャラなどがあり、意外に奥深い。
キャラクターもいろんな属性があって魅力的です。シリーズ化してほしかった……

思い出のゲーム【新人日記リレー】

こんにちは。デザイナーの小野田です。

もう7月の中旬ですね!学生さんはそろそろ夏休みも間近でしょうか?私も夏季休暇があるので、休み中に何をするかそろそろ予定を立てていこうかなと思います。

 

さて、2巡目のテーマは「好きなゲーム、思い出に残っているゲーム」についてです。

初めは小さい頃から親しんでいるコンシューマーゲーム、いわゆる家庭用ゲーム機(PS5やswitchなどですね)で遊んだゲームを紹介しようと思っていたのですが…。せっかくブログでお話しするという事で、少し趣向を変えてブラウザゲームについてお話ししたいと思います。

私の思い出に残っているゲームは式姫projectシリーズ、その中でも『かくりよの門』という作品です。
ジャンルはMMORPGというもので、頭のMMOは「Massively Multiplayer Online」(大規模・多数同時参加型・オンライン)という意味の略称だそうです。近年の作品では『ファイナルファンタジーXIV(FF14)』『ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス(PSO2)』などが同ジャンルですね。
このシリーズはいくつか作品がありますが、とにかく大好きで全ての作品を遊んでいました。

そんな中でも『かくりよの門』を選んだ理由ですが、まず1つ目に「初めてPCで遊んだゲームだから」です。
冒頭でも書きましたがこの作品はブラウザゲームで、基本PCで遊ぶゲームです。当時(2014年)の私はスマホゲームをやっておらず、もっぱらゲーム機で遊ぶのが普通でした。なので、PCでコンシューマーゲーム並みのものを遊べるという事が衝撃的でした。しかも基本無料で遊べますしね…。

2つ目の理由は「初めてのオンラインゲームだから」です。1つ目とちょっと近いですね。
この作品を遊ぶ前はゲームといえば「1人で完結するもの」というのが私の中では普通でした。ゲーム内はNPCのみで、もちろん会話も一方通行で固定のNPCが同じ場所に存在している。
ネット通信で人と遊べるゲームもありますが、個人的にはやりこみ要素のような位置付けでした。(ストーリーを楽しむタイプだったので…)
そんな中での初めてのMMOはとにかく驚きの連続でした。『かくりよの門』はゲーム画面の隣にチャット画面があって、常に更新されるんです。つまり、リアルタイムで誰かが会話をしたり質問を投げたりしているんですよね。
フィールド上を歩けば自分と同じようにリアルタイムでゲームをしている人がいて、アイテムの売買や共闘をしたり…。
気軽にスマホでゲーム内交流が出来る今、驚くようなことではないですが。

上記の理由の他にも、キャラクターが好きとか、ストーリーが良かったとか、とにかく沢山の思い出がある作品です。和風が好きになって妖怪や神話、民間伝承などに興味を持ったのもこの作品から影響を受けたのかなと思います。
そんな思い出深い式姫projectシリーズですが2022年7月現在、話題に挙げた『かくりよの門』を含めた全ての作品が遊べない状態になっています。
もうシリーズで遊べることは無いのか…と思っていたのですが、なんと昨年の2021年に新作の発表がされました!
2022年に配信を予定されているそうなので、とにかく楽しみです!今年なんですね…

 

次回の担当はデザイナーの清水さんです。
お楽しみに!

あの頃の思い出【新人日記リレー】

こんにちは。デザイナーの河原です。

7月といえば、七夕ですね。
社内のホワイトボードにも七夕コーナーが作られ、私も願い事を書きました!
日に日に誰かが書いた短冊が増えていって、それを読むのがちょっとした最近の楽しみになっています。

さて、今回のテーマは「好きなゲーム、思い出に残っているゲーム」です。

私の思い出に残っているゲームは『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊』です。
私と同世代の方は遊んでいる方が多いかもしれませんね。
目を覚ますとポケモンになっていた主人公は、パートナーポケモンと救助隊を結成します。困っているポケモンを助けながら、なぜ主人公がポケモンになってしまったのか、その理由を探してダンジョンを探検していくというゲームです。

なんといってもストーリーが感動的で大好きです。
徐々に仲間と打ち解けて一緒に晩ご飯を食べたり、悪だと思っていたキャラクターが実は正義の味方だと分かり協力したり、パートナーと一緒に強敵に立ち向かっていったり。
感動シーンでは、DSを両手で持ったまま涙ボタボタ…という感じでした。(笑)

そしてもう一つ選んだ理由があります。
私がインターネットで「〇〇してみた」系の動画の存在を知った原点でもあるということです。
小学生だった当時、ニコニコ動画で『名シーンをコピックで描いてみた』という動画を見ていました。もちろん影響を受けてコピックを使ってみたくなりました。しかし高価だったたため比較的買いやすい値段のカラーペンを買ってもらい、動画と同じようにポケモンを描きました。

他にも『ディアルガ決戦 ピアノアレンジ』といったラスボス戦BGMをネット上の誰かがアレンジした動画を何回も視聴していました。
PCでの打ち込みのため見るからに人間には弾けないようなアレンジなのですが、楽譜があると弾いてみたくなり、、8小節ほどで挫折しました。(笑)
力強さの中に切なさを感じるような音楽で、PCの前でまた涙ボタボタ…です。

このブログ執筆を機に、約13年ぶりに先ほど挙げた動画を見てみました。
現在と比べると画質がとても粗く、時代を感じます。
また、今ではペイントソフトに備わっている画面録画機能でイラスト制作過程がすぐに発信できたり、iPhoneで作曲ができるようになったためか楽譜ではなく、ピアノロールという画面をよく見かけます。
技術の進歩によって、表現の発信方法も変わっていくのですね…。

だんだんと話が脱線していってしまいましたが『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊』は、感受性の樹をぐんぐん成長させてくれた、私にとって大切な作品だということがお伝えできたのではないでしょうか。
暑い日が続きますので、この記事を読んでくださっている皆さまも体調にはお気をつけてお過ごしくださいね。

次回の担当は、デザイナーの小野田さんです。
お楽しみに!

プチ七夕イベント

皆さんこんにちは!アシスタントの土居です。

 

本日7月7日は七夕です!
ウニコでもオフィスに少し七夕の飾りつけをしました!

短冊を設置したところ、皆思い思いに願い事を書いてくれました。
願い事にも個性がでていて、見ていてとても楽しかったです!
特に名前は書かず、好きな時に書いて飾っているので、これは誰が書いたのだろうと思うことも…
休憩時にはワイワイと書き手を推測したりもしていました(笑)
今週いっぱいは飾っておこうと思うのでまだまだ楽しめそうです。

去年もオフィスで七夕をし願い事を書いたのですが、願い事が叶った人もいたとのこと!
今年の願い事も叶うと良いですね。

 

本日の予報は☀なので夜には織姫と彦星が見えるのではないでしょうか。
帰宅時には空を見上げてみようと思います。

それでは皆さんも良い七夕をお過ごしください!

2-2 好きな・思い出に残っているゲーム 山口 【新人日記リレー】

こんにちは。山口です。
必死で生きていたらあっという間に夏至が過ぎ、梅雨も明けてしまいました。

 今回は好きなゲームのお話です。
「この業界に飛び込むからには好きなゲームの記事くらい簡単に書けるだろう」なんて
軽い気持ちでこのお題を提案したのですが、いざ書こうとするとこれがとても難しく…
好きなゲームも、好きになった理由も、好きの種類も数えきれないほどあるのに、どうやって紹介する作品を選んだらよいでしょうか。

しばらく悩みましたが、ここはプランナーらしく「他の媒体ではなく、ゲームだからこその楽しみがあった作品」を紹介いたします。

私は、いわゆる「サブカル」に含まれる娯楽の中で、ゲームだけが持つ強みというものはインタラクティブ性にあると考えています。つまり、「プレイヤーの行動に作品世界が応答する。単に物語を鑑賞するのではなく、自分で物語を導くように遊ぶ」というところが、ゲームでしか味わえない楽しさだと思うのです。

この観点で見たときに私の心に最も強く残っている作品は『高機動幻想ガンパレード・マーチ』です。
ガンパレのあらすじをごく簡単にまとめると、
謎の生命体「幻獣」との絶望的な戦いに動員された学徒兵の一員となり、学生と兵士としての二重生活を営みながら生き残ることが目的(『高機動幻想ガンパレード・マーチ』『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。 最終更新 2022年5月30日 (月) 11:31 )
で、よりゲームらしく書くなら、「自分を鍛えたり、仲間とのコミュニケーションを通して部隊全体を勝てる状態に仕上げること」が目的になります。
この「仲間とのコミュニケーション」のゲームデザインがとてもよく出来ていて、同じ部隊にいる21人のNPCたちとどこで何を話すか、どのような関係を結ぶかは完全にプレイヤーの手に委ねられており、会話を選択肢から選ぶだけでなく、どんな風に話すのか(声の大きさ、表情、感情など)まで細かく調整できるようになっています。
NPC達も個別の考えを持って行動するため、現実さながらの流動的な人間関係が展開されます。
最終的にエンディングは6種類に分岐しますが、そこに辿り着くまでの道筋はプレイするたびに大きく変化するところが、私が思うこのゲームの最大の魅力です。

PlayStation Networkのゲームアーカイブスで今も購入できる作品ですので、未プレイの方はぜひプレイしていただきたいです。

次回はデザイナーの河原さんが担当する予定です。お楽しみに。

 

おまけ:
会社の目の前の通りには、一か所だけ際立って鬱蒼とした植え込みがあります。
多少道路を圧迫してるけど、不思議な佇まいでいいな。と思って普段から眺めていたのですが、どうやら管理者不明のため7/1に撤去されてしまうそうです。
本当に誰にも由来がわからないとは。
ただ静かにそこにあった不思議が、張り紙をされて突然存在感を放っているようです。
きっと気が付かないだけで、色んなところにあるのでしょうね。