はじめまして!4月に入社したプログラマーの金です。
今年度から「新人日記リレー」を担当させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。
大学では工学部を専攻していました。ゲーム以外の趣味はマンガを読むことや、ゲーム実況を見ることです。大学卒業後は一度メーカーに就職しました。特に強い理由があったわけではありませんが、実家から近くて通勤時間を減らせたら、そのぶんゲームを楽しめると思ったからです。
ただ、まったく興味の持てないことに毎日8時間を費やすことが「失われる」ように感じ、キャリアプランを聞かれても頭が真っ白になってしまいました。「これからの人生、3分の1がなくなった気がする」——そんな漠然とした迷いを感じていた頃、かつて自分が遊んでいたゲームの開発会社が人材募集をしているのを見つけました。
「仕事なのに、面白そう」と思ったとき、ただプレイするだけじゃ物足りなくなって、「作る側になってみたい」と思うようになりました。
先輩から伺った話ですが、幼い頃から「ゲームを作りたい」と決めて進んできた方もたくさんいらっしゃるそうです。そういった深い思いが自分にはないままでこの業界に飛び込んでいいのか、不安はもちろんありました。
でも、「やってみなければわからない」。
自分がどこまでできるのか知りたいと思い、一歩踏み出しました。専門学校に入ったときは、「二度目の人生が始まった」ような気持ちでした。少し変わった経緯かもしれませんが、今では、本当にこの道を選んでよかったと感じています。
さて、今回のテーマは「入社前と入社後の心境の変化」についてです。
入社前には約2ヶ月間のインターンを経験していたため、ギャップはありませんでした。
ただ、実際に業務としてゲームづくりに関わるなかで、自分の中に生まれたのが「安定感」です。思っていた以上に、集中して仕事に取り組めています。
わからないことがあっても迷わずに質問できるし、丁寧に教えてもらえる。アイデアが思いつけば、それを試すチャンスもある。そうした「チャレンジできる環境」が、安心感につながっているのだと思います。
チャレンジとは、「できないこと」に向き合い、それを「できるようにする」ための試行錯誤だと私は思っています。経験のないことや、想像がつかないことに初めて向き合うとき、不安になるのは当然です。
「今の取り組みは正しいのか?」
「間違っていたら、それまでの時間が無駄になってしまうのではないか?」
そんなふうに、失敗や損を恐れてしまう気持ちもあると思います。
でも、わからないことに向き合い、選択肢を整理しながら答えを見つけていく。そのプロセスこそが学びであり、自分を育てる時間なのだと感じています。
そう考えるようになってからは、迷いにとらわれすぎることなく、目の前の作業に夢中になれるようになりました。
もし今、なにかにチャレンジすることに不安を感じているとしたら、アンディ・ウォーホルのこんな言葉が、ヒントになるかもしれません。
「人はいつも、時が物事を変えてくれると言うけれども、
本当は、それはあなた自身が変えなければならないものだ。」
そんなふうに、一歩ずつ進んでいきましょう。
次回更新は沈さんの担当です。お楽しみに!